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地方公務員にお盆休みはない【替わりにもらえる夏期休暇とは?】

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地方公務員にお盆休みはあるの?

こんな疑問にお答えします。

結論、市役所の休みはカレンダー通り(土日祝が休み)なのでお盆休みはありません。

でも好きなタイミングで使える夏休み=夏期休暇を5日間もらえます。

民間企業とは違った制度で人によっては嬉しい制度です。

地方公務員の夏期休暇とはどんなものか、この記事で紹介していきます。

私の夫は民間企業から地方公務員に転職、一般的なお盆休みと夏期休暇の両方を経験しています。

両者の感想も含め紹介しますので地方公務員に興味がある方の参考になれば幸いです。

この記事がおすすめな人

・地方公務員の夏休みについて知りたい人。

・民間企業のお盆休みとの違いを知りたい人。

地方公務員にお盆休みはない

冒頭で紹介したとおり、地方公務員にお盆休みはありません

なぜなら地方公務員はカレンダー通りの休日だから。

休みは土日祝日で、お盆も平日なら普通に出勤です。

なので帰省等でお盆に休みたい時は年休を使わなければなりません

民間企業によっては「お盆の週はまるまる休み!」という会社もありますが、地方公務員は仕事です。

ちなみに地方公務員は1週間の平日がまるまる休みになることはめったになく、一年で最も長い連休は年末年始の12/29から1/3で6日間。

この6日間に平日が全て被る数年に1回だけ9連休(土日+平日5日+土日)を味わえます。

地方公務員がもらえる夏期休暇とは?

地方公務員はお盆休みがない代わりに、5日間の夏休みがもらえます。

夏期休暇といって以下のシステムです。

・普通の年休とは別枠で5日間もらえる。

・年休同様、給与は100%支給される。

・6〜9月の好きなタイミングで使える。

・半休や時間休として分割して使うこともできる。

こんな感じで一般的なお盆休みよりもむしろお得な気もします。

夏期休暇のメリット・デメリット

地方公務員の夫が夏期休暇を実際に使って感じたメリット・デメリットについて紹介します。

夏期休暇のメリット

好きなタイミングで休める

これが一番のメリットです。

お盆の時期は旅行に行くにしても宿泊費は高く、観光地も混んでいますよね。

その点、好きなタイミングで休める分、お盆を避けて旅行に行くことができます。

半休や時間休に分割して使える

年休と同じ扱いで使い勝手が良いです

夏休みというよりは期間限定で年休が増えるイメージ。

例えば子どもが夏休みの1ヶ月間は朝子どもと遊ぶため、毎朝1時間休といった使い方もできます。

普通にお盆休みとしても使える

お盆休みとして使う人もたくさんいます。

市民窓口など部署によってはお盆に休みは取りづらいこともありますが、業務に支障がなければお盆も普通に休めます

例えば夫の職場では役職に関係なく、お盆のどこか1日を休む人は3割程います。

年休と比べて取得を促されやすい

役所によるかもしれませんが、夏期休暇は年休よりも取得を促される傾向にあります。

少なくとも夫の役所では、上司から休みなさいと言われる空気があるので、比較的年休よりも取得しやすいです。

夏期休暇のデメリット

3連休以上はなかなか取りづらい

好きなタイミングで休めるとはいえ、3連休以上は気を使うので取りづらいです

夫がこれまで見てきた中では長くてもせいぜい2連休を土日にくっつけるくらい。

3連休以上取っても問題ないかはと思いますが、雰囲気的に躊躇してしまいます。

特に公務員は真面目な傾向があるので、みんなそんな感じです。

組織で働いている以上は仕方がないことですね。

5日間使い切れずに終わることがある

夏期休暇は年休と同様、強制力がない任意で使う休暇です

6〜9月の期限内に5日間使い切れなければそのまま終了です。

使わないと損とはいえ、結局は本人の意思と職場環境次第。

休みづらい職場の場合、「元々年休も使い切れないのに、5日間も上乗せされても無駄なだけ」となることも・・・

そんな人にとっては強制的に休めるお盆休みの方が良いかもしれません。

お盆を休めるかは状況次第

地方公務員はお盆は出勤が前提です。

なのでお盆に重要な会議が入ったりする可能性もあり、その場合は休むことはできません。

その他の軽い打ち合わせにしても、お盆とはいえどんどん予定が入っていきます。

人によっては夏期休暇をお盆で3日間、別のタイミングで2日間が理想かもしれませんが、そううまくはいきません。

一般的なお盆休みと夏期休暇のどっちがいいのか

お盆休みも夏期休暇も一長一短、どっちがいいと感じるかは人それぞれです

・お盆を避けて休みを取りたい。

・連休はいらないので休みたい時に休みたい。

→夏期休暇向き

・ある程度まとまった休みが欲しい。

・普段休みづらいので強制的に休みが欲しい。

→お盆休み向き

こんなイメージです。

とはいえ地方公務員になれば夏期休暇制度に従うので、休暇の取りやすい職場であることを祈るのみ。

基本的には「お盆も少々休める」+「他の好きなタイミングでも休める」夏期休暇は良い制度かと思います。

お盆の役所の職場状況はどんな感じ?

お盆期間が忙しいか暇かどうかは部署によりますが基本は暇です

お盆期間の市民窓口は、普段休暇を取れない方が役所手続きをする絶好の機会でもあるので忙しい傾向はあります。

でも大抵の部署は普段と比べてのんびりとした雰囲気です。

仕事でやり取りする業者もお盆は休みの場合も多いので、役所側もガツガツ仕事をする感じではありません。

なのであまりやることがなくて休む職員もいます。

まとめ

地方公務員のお盆休みの替わりとなる夏期休暇について紹介しました。以下にまとめます。

まとめ

・地方公務員にお盆休みはない。

・お盆休みの替わりに5日間の夏期休暇がもらえる。

・夏期休暇のメリットは
「好きなタイミングで休める」
「半休や時間休に分割して使える」
「お盆休みとしても使える」
「取得を促されやすい」

・夏期休暇のデメリットは
「3連休以上は取りづらい」
「使い切れないこともある」
「お盆を休めるかは状況次第」

・夏期休暇が良いと感じるかは人それぞれ。

・お盆の役所の職場状況は暇なことが多い。

お盆休みがなくても使い勝手の良い夏期休暇は魅力的です。

地方公務員の実情を知る参考にしていただければと思います。