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民間から公務員に転職した理由【なぜ民間ではなく公務員なのか】

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・転職を考えていて公務員にも少し興味がある。

・民間から公務員に転職した人が公務員を選んだ理由を知りたい。

こんな方の参考になる情報を紹介します。

公務員は転職先としても人気があり、自治体によっては中途採用の倍率が20倍を超えることもあります。

とはいえ実際に身近で公務員に転職した人がいなくて、なぜあえて公務員なのか理由を参考に聞きたくても聞けない方もいるのではないでしょうか。

私の夫も民間から公務員に転職しましたが、身近での前例がなかったので自分なりの判断だけで決めざるをえませんでした。

この記事では民間から公務員を目指す方の参考になるよう、夫が公務員に転職した理由について紹介します。

公務員の行政職への転職を想定した内容としています。

転職先に民間ではなく公務員を選んだ理由

なぜ夫はそれなりに恵まれていた民間での環境を捨ててまであえて公務員を選んだのか。3つの理由を紹介します。

民間へのこだわりがなかった

1つ目の理由は、民間へのこだわりがなかったから

夫の仕事へのモチベーションは下記のとおりで、「絶対に民間がいい!」というタイプではありませんでした。

・給料アップや出世はしたいけど仕事の負荷が大きくなるなら遠慮する。
・仕事は嫌ではないが成果のためにガツガツ仕事したいとは思わない。
・アイデア考案やプレゼンはできるなら避けたい。
・アピールにならない地味な仕事も悪くない。

民間の魅力はなんといっても仕事で結果を出せば給料や出世に反映されること。

会社によっては20代で年収1千万円も夢ではありません。

ただそうなるためには、ガツガツ仕事して成果を上げて、たくさんのアイデアを考え、プレゼンで成果をアピールするなど、仕事への負荷やプレッシャーが伴います。

もちろん民間でもみんながみんなモチベーション高く仕事に取り組んでいるわけではありません。でも転職を考え、再度民間を選ぶならばそれなりの前向き姿勢が求められます。

夫はそこまで仕事に前向きなタイプではなかったので、公務員を選ぶことに躊躇はありませんでした。

民間転職よりも公務員転職にメリットを感じた

2つ目の理由は、民間転職よりも公務員転職にメリットを感じたから

夫が転職活動時に整理した民間・公務員転職のメリット・デメリットは下記のとおりです。

転職ルートメリットデメリット
民間→民間仕事で身につけた経験と知識が活かせる業界・業種が同じなら日々の仕事も変わらない
スキルアップ・キャリアアップにつながる仕事環境(残業文化や休暇の取りやすさなど)が悪くなる可能性がある
仕事内容含め転職先を決めるのでやりたい仕事ができるすぐに結果を求められる
民間→公務員非競争社会で民間ほど仕事の厳しさがない業界・業種が変わり経験と知識は活かせない
転勤の心配がないどこに配属されるかわからず仕事も選べない
不景気の影響を受けづらくリストラの心配もない給料が下がる

この中で最も優先したのが「公務員転職のメリット:非競争社会で民間ほど仕事の厳しさがない」でした。

公務員は必ずしも楽なわけではありませんが、成果競争がない、ノルマがないなど、民間と比べると人に優しいイメージです。

民間で仕事漬けだった夫にとっては、この点が一番魅力的に感じました。

業界・業種を変えて心機一転ができる

3つ目の理由は、民間から公務員への転職=業界・業種を変えて心機一転ができるから

下記だった仕事環境を転職により変えたいと考えていました。

〜製造業の技術職〜
・先輩後輩関係なく成果を求め競い合う(査定高評価、出世狙い)
・毎週プレゼンあり
・技術提案のノルマあり
・月残業50時間+持ち帰り残業あり
・土日祝休みで年休は取りやすい

仕事内容、お金、休みの面では良い環境だったものの、仕事中心の生活になっていました。

その後
「どうせみっちり働くなら同じような仕事で給料を増やしたい。」
もしくは
「今までとは違う業界・業種で新しい仕事がしたい。なるべく楽な環境で(笑)」
と転職を考えるようになり、最終的には後者への意識が強くなり、それを叶える公務員を選びました。

民間から民間への転職では業種・業界を変えるのはなかなか難しいです。採用側からするとどうせ初心者を採るなら若い新卒の方がいいので。

でも公務員の場合は試験さえ受かれば転職が可能です。さらに土日祝休み(安定した休日)と年休の取りやすさも保証され、夫の希望にピッタリでした。

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公務員に転職するために諦めたこと

ここまで公務員転職のポジティブな面を紹介しましたが、諦めたこともあります。例えば下記の3つです。

・キャリアアップ
・スキルアップ
・競争心

これらは民間で働き続けるうえでは大切なものですが、公務員に転職してもプラスになることはありません。

キャリアアップ

民間から民間への転職ではキャリアアップも狙えますが、公務員の場合はそれは期待できません。

理由①:そもそも公務員の給料は高くはない(安過ぎとまではいいませんが)

公務員の給料は民間の金額を参考にしており、比較的給料の少ない小規模な企業も含まれているためです。

理由②:公務員転職後の待遇には、民間時代の実績、役職、給料などは全く考慮されない

あくまで社会人としての経験年数と学歴から機械的に計算されて給料が決まり担当からのスタートです。

しかも民間での経験年数は割り引いて換算(例えば0.8掛け)されるため、生え抜きの公務員よりも安い給料になります。

大企業出身や成果連動で給料アップしてきた人は、公務員への転職で給料は下がる場合が多いです。

また、公務員として働くことは自身の経歴を高めることにもなりません。専門分野での能力や知識が身につくわけではないので。

公務員からさらに転職することがあった時は、専門分野での経歴にブランクを作ってしまったことで逆に不利になることも考えられます。

スキルアップ

公務員への転職は心機一転ができる一方で、民間で身につけた専門的なスキルは無駄になります

なぜなら公務員の仕事は専門的な知識や経験がなくても対応できるから。

例えば民間時代が不動産業界で土地や建物の知識や営業能力を身につけたとしても、公務員で庶務の仕事をするうえでは全く役に立ちません。

もちろん公務員でも社会人としての基礎スキル(マナー、コミュニケーションなど)は民間同様、必要になります。でも、自分の市場価値を高めるスキルアップはできません。

競争心

公務員は非競争社会なので、民間のように成果を競い合う競争心が生まれません。

民間では他社あるいは社員同士で競い合い、成果を出せば給料にも反映されるので、仕事へのモチベーションアップにつながります。また、競争相手がいることで仕事のパフォーマンスが上がる人もいます。

ところが公務員は利益を生み出すで組織ではなく、仕事の成果の給料への影響も小さいので、まわりを意識しません。

仕事への情熱が高い人にとっては物足りない環境といえます。

以上3点は、まさに夫が公務員に転職するうえで諦めた内容になります。

夫の場合、仕事するうえで「キャリアアップ」、「スキルアップ」、「競争心」にはそれほど重点を置いていませんでした。逆に非競争社会、心機一転への想いが強く、公務員への転職を決断しています。

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まとめ

民間から公務員に転職した理由について紹介しました。以下にまとめます。

まとめ

・民間へのこだわりがなく、民間よりも公務員にメリットを感じたことが公務員転職の理由。

・業界と業種を変えて心機一転ができることも公務員転職の魅力の一つ。

・公務員に転職するため「キャリアアップ」と「スキルアップ」を諦めた。

・公務員では競争心を持って仕事に取り組めなくなる。

一度公務員に転職すると民間への後戻りは難しくなるので、よく検討されたうえで決断されることをおすすめします。