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公務員に向いている人とは?【ゲームのレベル上げが苦でない人など】

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公務員になるような人はどんなタイプの人間なんだろうか。

こんな疑問を解決する記事になっています。

公務員の仕事は下記のように、どちらかというと地味な仕事が多いです。

・住民票や戸籍に関する事務
・基本計画や実施計画の策定
・市民向け広報誌の発行

成果は求められず目の前の事務作業を淡々と進める仕事。例えば「住民票や戸籍に関する事務」であれば

市民からの申請受付

申請書の内容確認

書類の発行

管理登録

といった感じです。

多くの場合、前例踏襲で対応できるので、アイデア提案や業務改善も求められません。

民間のように仕事の成果(営業成績、商品企画、研究実績など)が給料に直結することもなく、モチベーションが湧きづらい仕事環境ともいえます。

ではどんなタイプの人が公務員に向いているのか。

私の夫は民間から公務員に転職しました。両方の仕事を経験して感じた公務員向きの人や性格について紹介していきます。

公務員が向いている人とは?

公務員は非成果主義など職場環境が民間とは異なり人によって向き・不向きが分かれます。

下記のような人が公務員向きといえそうです。

・コツコツと取り組める
・慎重派
・コミュニケーション能力がある
・世渡り上手
・仕事内容を問わない

理由とともに性格のタイプについても紹介します。

コツコツと取り組める【ゲームのレベル上げが苦でない人】

勉強や単調作業をコツコツと取り組める人は公務員の仕事もそつなくこなすでしょう。

なぜなら公務員の仕事はルーチンワークが多いから。届出書類の内容をひたすら確認するなど、地味な仕事にも長時間耐えうる辛抱強さが求められます。

そのため、どんなことでもコツコツと取り組める人は公務員では重宝されます。

例えば下記の性格の人です。

・学校の宿題、テスト勉強はサボらずちゃんとやる
・ダイエットのようにつらいことを何ヶ月も続けることができる
・ゲームでレベル上げやコイン稼ぎが苦でない

夫は少年時代、ドラクエなどのRPGでレベル上げ、カジノでのコイン稼ぎが得意だったとのこと。友達からゲームを借りる代わりにカジノコインを稼いであげていたそうです。

慎重派【テスト答案は何度も見直しをする人】

何をするのにも慎重派の人も公務員に向いています。

その理由は公務員の仕事はスピード感よりも正確さを重視することが多いからです。

例えば市民からの申請を受けて交付金を付与するような仕事ではミスが許されません。記載内容や添付書類に誤りがないか何度もチェックし、役所側での手続きでも入力ミスがないよう慎重に行います。

もちろん早い対応は意識しますが、それ以上に正確さを優先します。

他の例では、市民から問い合わせでわからないことがあったときの対応。あいまいに答えて後で揉める可能性を作るよりは、裏取りをしてから折り返す対応ができるような慎重な人の方が向いています。

例えば普段の生活で下記の性格の人です。

・クレカ等の申込み前に記載内容や添付書類を何度も確認する
・テスト答案は時間ぎりぎりまで何度も見直しをする

コミュニケーション能力がある【初対面でも場が持つ人】

コミュニケーション能力も公務員で役立ちます。

なぜなら公務員は市民や企業とやり取りをする機会も多く、役所内でも部署内外で多くの人との交流があるからです

例えば市民参加のイベントでは一日数百人の市民対応をすることもあります。役所内では予算を使うときは財務部、議会対応のときは総務部とやり取りするなどコミュニケーションの機会が多々あります。

公務員は個人で黙々と仕事をするイメージがあるかもしれませんが、対人の仕事も多いです。

なので下記の性格の人は公務員でもうまくやれそうです。

・誰とでも仲良くなれる
・初対面でも場を持たせることができる

夫は子どものころ転勤族でしたがすぐ友達ができて、席替えでも隣の席の人とすぐ打ち解けるタイプだったようです。

世渡り上手【衝突は避ける人】

コミュニケーション能力に加え世渡り上手ほど仕事がスムーズに進みます

理由は公務員は他部署との調整やクレーム対応など、仕事で衝突が起こる機会も少なくないからです。

公務員は成果主義ではないので良い結果を出そうが給料にはほとんど影響しません。

であれば自分の意見を通して90点越えを狙うよりは、70点で妥協して仕事の負荷を減らすことも一つの考え方です。

私の夫の場合、下記の対応で衝突を避けているようです。

・調整に時間が掛かりそうな時は譲歩する
・クレームには正論は出さず聞き手に徹する

下記の性格の人はそんなタイプかと思います。

・人との衝突は避ける
・丸く収まるなら完璧は求めない

仕事内容を問わない【どの教科も平均的にこなせる人】

仕事内容を問わない人も公務員向きです。

なぜなら公務員は約3年ごとに異動があって仕事内容がころころ変わるから。

例えば3年間経理事務をやっていた人が、異動でイベント企画を、さらに3年後に窓口受付をやることもあります。

仕事自体は難しくなくても数年ごとに新しいことを覚えて適応していくのはそれはそれで大変です。

なので一つの仕事を極められなくても、どんな仕事でも無難にこなせる能力は公務員にとっては強みです。

下記のような人が当てはまるのかもしれません。

・得意教科はなくてもどの教科も平均的にこなせる
・いろいろな種類のバイトをしてきた

民間との比較

夫が転職前後で感じた公務員向きの人・性格について、民間との違いをまとめると以下のとおりです。

なお、「製造業の技術職」から「市役所の行政職」に転職した経験なので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。

公務員(市役所行政職)民間(製造業技術職)
・コツコツと取り組める
与えられたことを着実にこなせればOK、受け身姿勢でも問題なし
・要領がいい
結果優先で過程は問わない、コツコツやっても成果なければ評価されない
・慎重派
会議前に資料はきっちり準備して資料に忠実に説明
・スピード優先
資料作成に過剰な時間かけない、要点を押さえつつ足りない点はプレゼンでカバー
・コミュニケーション能力がある
職場によらず役所内外で人との交流が多い傾向
・コミュニケーション能力は必須でない
どの職場にもコミュニケーションを取らない人が一定数いる
・世渡り上手
衝突する声はあまり聞こえてこない
・世渡り下手も結果出せばOK
信念が強く意志を曲げない、役職関係なく至る所で強めのやり取りが聞こえてくる
・仕事内容を問わない
内容が違う色々な仕事、知識浅くても何とかなる
・同じ仕事
長年同じ仕事に注力、極めた人には議論でついていけないこともしばしば

もちろん公務員・民間に共通するものもありますが、こんな感じの傾向でした。公務員は真面目、民間は結果主義というのが夫が感じた印象です。

公務員になってから順応すればOK

自分は公務員向きの人の特徴に当てはまらないけどこのまま公務員を目指していいのだろうか。

という人もいるかもしれませんが、今は民間色が強くても公務員になってから順応すれば問題ありません。

さらにいうと生え抜きの公務員もみんながみんな当てはまるわけではないです(例えばコミュニケーションが苦手な人も普通にいます)。

公務員では民間とは求められることが違いますが、実際多くの自治体で中途採用を実施しています。そして問題なく公務員として活躍できていますのでご安心ください。

まとめ

公務員に向いている人について紹介しました。以下にまとめます。

まとめ

公務員に向いているのは下記のような人。
・コツコツと取り組める
・慎重派
・コミュニケーション能力がある
・世渡り上手
・仕事内容を問わない

これらに当てはまれば公務員でもスムーズに仕事ができます。また、今はそうでなくても公務員になってから順応できれば問題ありません。

公務員を目指す方のご参考になれば幸いです。