・公務員試験に合格した後は何かすべきことはあるのだろうか?
・遊んで過ごしても大丈夫なのか?
こんな疑問がある方に役立つ情報を紹介します。
公務員は堅いイメージがあり、入庁前から仕事の勉強をすべきか気になる方もいるのではないでしょうか。
結論、入庁前は特に勉強しなくても大丈夫です。自由時間があるなら好きなことをやって過ごしましょう。
理由の一つは、配属部署や担当業務は入庁直前までわからないから。どんな知識を身につけるべきかわからないので、勉強のしようがないわけです。
この記事を読んでいただくと入庁までの心構えができますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
地方公務員の妻。下記経歴の夫の実体験をもとに記事を書いています。
◇30代で民間から公務員に転職(東証一部上場企業→市役所)
◇理系出身・民間技術者→市役所行政職
◇民間では残業月60時間、独学4か月で公務員試験一発合格
内定後から入庁までのスケジュール
はじめに内定後=試験合格後から採用されるまでのスケジュールについて紹介します。
夫の場合は下記のとおりでした。中途枠で試験は11月までに終わっています。
・12月頃 合格者説明会、面談
・1月頃 書類提出もろもろ(就労・学歴証明書など)、健康診断
・4/1 入庁
新卒の場合、このように内定後から入庁前まで余裕のあるスケジュール感は民間も同様かと思います。
でも中途の場合も同様に入庁まで数か月も余裕があるのは公務員ならでは。
民間では中途で採用されたらすぐにでも来てほしいと言われることが大半ですよね。一方で公務員は十分な時間的余裕があります。
そのため、入庁まで時間があるなら何か事前に勉強した方がいいのかな?と考える方もいるでしょう。
でもこれといった勉強は不要なんです。理由と合わせて続いて紹介していきます。
自治体によっては合格者に対して配属希望面談があります。
でも、希望を伝えたところで効果があるのかは不明です。
公務員は異動が多いため、新人の意向も踏まえて組織編成するのは困難と予想されます。
夫も面談で希望部署を伝えたほか、こんな仕事は興味あるか逆に聞かれたりしましたが、それらと関係ない全然違う部署に配属されました。
内定後から入庁前の勉強は不要
公務員は内定後から入庁前において勉強は不要です。
条例の内容、取り組み事業など、役所情報を事前に調べて勉強する必要はありません。
理由は下記4つです。
・自分の配属部署や担当業務は入庁直前までわからない
・仕事に必要な情報は働きながら覚える
・公務員の仕事は初心者でも取り組みやすい
・ビジネスマナーの基本は研修がある
自分の配属部署や担当業務は入庁直前までわからない
新規で配属される公務員の配属部署や担当業務は入庁直前までわかりません。
技術職や病院職などの一部職種は大方予想できるかもですが、行政職の場合は全く見当もつきません。
配属部署は総務なのか観光なのか教育なのか、示達で初めて知ることになります。
そしてその示達は入庁直前までわからないようになっています。また、担当業務も実際に部署に配属されてから知ることになります。
入庁前は部署・担当業務がわからない以上、勉強のしようがないのです。
仕事に必要な情報は働きながら覚える
公務員の仕事も民間同様、仕事に必要な情報は働きながら覚えるもの。
例えば給与事務担当になれば、給与条例や規則の情報を確認しながら仕事を進めていきます。
でも、条例や規則を暗記する必要はなく、その都度確認しながらで問題ありません。
暗記した方が効率良く進むのは間違いないですが、正確さが求められるため最終的には確認することが多いです。
公務員の仕事は初心者でも取り組みやすい
公務員の仕事は初心者でも取り組みやすい内容になっています。
なぜなら公務員は異動が多く担当業務がころころ変わるため、仕事の難易度はそれほど高くないからです。
人並みに情報収集をして、前例踏襲やマニュアルに従えば十分に対応できます。
また、新規採用者には教育係として先輩職員がつくので、困ったときは助けてもらえます。
ビジネスマナーの基本は研修がある
電話対応や報連相などビジネスマナーの基本は研修があります。
なので本やネットで事前に情報収集する必要はありません。
研修の手厚さは自治体によるかもしれません。でも正直なところ、こういった基本スキルも仕事しながら身につくもの。
知識も大事ですが、見よう見まねで徐々に実践できれば大丈夫です。
それでも不安で何か準備したい場合
・エクセルやワードを並に使えるようにする(役所でよく使います)
・自己紹介ネタを考える(挨拶の機会が多々あります)
くらいで良いかと思います。
入庁前は好きなことをやろう
公務員になることが決まったのなら、入庁までの時間は好きなことをやりましょう。
なぜなら長期休みを自由に使える最後のチャンスだからです。
福利厚生が充実している公務員とはいえ、さすがに何週間もの休みは取れません。
中途で採用された場合も、転職前の会社では有給を全て消化して余暇の時間に充てるべきです。
・10日間の海外旅行
・国内旅行
・読書
・趣味への投資
入庁後のことは考えず好きなことを存分に楽しみましょう。
その他入庁前に気になること
その他入庁前に気になることを紹介します。
運転免許は必須でない
公務員は運転免許は必須ではありません。
部署によっては公用車を運転する機会が多くありますが、免許がなければ免除されます。
なので免許がなくても頑張って取得する必要はありません。
運転できないと気まずく感じるかもしれませんが、事故するよりはマシです。
むしろ運転できると荷物運搬など雑用も任されるので、無い方が楽かと思います笑
免許が必要な職種なら話は別ですが、その場合、そもそも受からないはずなので安心しましょう。
事前課題について
自治体によっては入庁前に事前課題を与えられることがあります。
あるならば、労力最小限で対応するようにしましょう。
夫の市役所では研修で使う用の1枚レポートが課されていましたがさっと作って済ませていました。
提出すること自体は大事ですが、査定に影響するものでもないです。
掛ける時間は最小限にして、自分のやりたいことに時間を使いましょう。
まとめ
公務員に内定後から入庁前までのベストな過ごし方について紹介しました。
・下記理由で公務員内定後から入庁前の勉強は不要。
「自分の配属部署や担当業務は入庁直前までわからない」
「仕事に必要な情報は働きながら覚える」
「公務員の仕事は初心者でも取り組みやすい」
「ビジネスマナーの基本は研修がある」
・長期休みを自由に使える最後のチャンスなので入庁前は好きなことをやるべき。